内祝いの金額には気をつける
内祝いの金額は、貰ったお祝い金の3分の1~半分の金額にするのが作法です。現金ではなく品物で貰った場合は、ネットなどで金額を調べて内祝いの金額を割り出します。喜んでもらいたいからとお祝い金額を上回る品物を贈るのも、作法に即していません。馬鹿にしていると反感を買ったり、作法を知らないと呆れられたりする可能性もあります。特に、上司など目上の人から高額なお祝いを貰った場合は、3分の1程度と少なめの金額に止めるのが良しとされています。
内祝いを贈る時期は早いほど良い
内祝いは、お祝いを貰ったらできるだけ早く贈るのが作法です。すぐに内祝いの品を用意するのは難しいこともありますが、まずは電話や手紙で御礼を伝えることを忘れてはなりません。また、内祝いの品を渡す時期は、遅くてもお祝いを貰ってから1ヶ月以内にする必要があります。手渡しが基本となりますが、遠方の人に渡す場合は郵送でも構いません。1ヶ月以上過ぎてから内祝いを渡す場合は、お詫びの手紙を添えましょう。
内祝いには熨斗が必要
内祝いには、熨斗を付ける必要があります。熨斗は内祝いの種類によって異なるため、使い分けなければいけません。結婚や快気祝いなどの内祝いは、二度と繰り返さないという意味を込めて「結び切り」の熨斗を使います。出産や入学祝などの内祝いは、何度も繰り返して良いという意味を込めて「蝶結び」の熨斗を使用します。熨斗の書き方も内祝いの種類によって異なるため、適切な書き方を把握しておかねばなりません。
内祝いは、身近な人に謝意を伝えるために欠かせない慣習のひとつとなっており、結婚や出産の際にギフトを用意する人が多くいます。